📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第47句の解説



『カタカムナ』 全80首の意味−第47句の解説


『カタカムナ』第47句

今回もまた、この句の訳をキッカケに
『日本神話』の大きな謎の答えが分かってしまいました!

今回解いてしまったその謎とは?

『素戔嗚尊すさのおのみこと』の語源と、【天の岩戸開き】の真実。

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いつものように、霊能力を使って神様に教わるという、スーパー霊能者のチート技を駆使して解き明かしたのですが、この能力って、『カタカムナ』だけでなく、『古事記』相手にも応用できるんですね。

自分でやって、驚いた。

……ということは、私が『古事記』も本格的に訳したら、今まで歴史の中に封印されてきた、本当の『日本神話』が出てきてしまうかも??

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。 『カタカムナ』 全80首の意味−第47句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第47句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第47首 

カムナガラ…… ウハツ ワタツミ ムラヂ イツク ウハ ツツヲ アマテラス ウツ シキ カナ サクタケ  ハヤ スサノヲ ツキヨミマ ミクラタナ タキリヒメ イチキシマ サヨリヒメ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第47首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

惟 神かむながら…… 有髪うはつ(穂が実る) 綿摘み 村地むらぢ いつ(大切に祭る) 有は筒を 天照らす 美しきかな 咲く竹 早凄はやすさの尾(雲仙普賢岳の噴火) 月読み間 御蔵棚みくらたな 田切り姫 壱岐いちき(長崎県にある離島) 針魚さより

 🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第47首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

神が今回、おっしゃったカムナガラ言葉は… 今回は数年ぶりに大豊作ウハツ ワタツミとなった。 土地の皆は神を祀っムラヂ イツクて豊作に感謝してくれた 『神』は、人々に『まばゆい光』をもたウハ ツツヲ アマテラスらす (滅多に花が咲かない)が花を咲かせるウツ シキ カナ サクタケように 神の奇跡によって、数十年に一度の奇跡が起きた それというのも…… 火山から凄まじい噴煙が上がりハヤ スサノヲ、このあたりは火山灰で、しばらくの間、蔵や棚から食料は消えツキヨミマ ミクラタナていた。 田んぼも(火山灰の影響で)芽が出ないタキリヒメ。 だから細々と、壱岐島イチキシマ(長崎沖の離島)近海で、魚のサヨリを捕ってサヨリヒメいた。 今回は、数年ぶりの豊作。皆、神に感謝していた。

。 カタカムナを通して『日本神話』の謎が解けた!

今回の句をヒントに『日本神話』のいくつかの謎が解けてしまいました。 まずは、『古事記』のなかでも特に有名なエピソード
天岩戸あまのいわと開き』が行われたのはいつの時代で、季節は何だったのか?
その謎を解いてしまったので、解説します。 まず『素戔嗚尊すさのおのみこと』ですが、『古事記』の記述では、高天原を追放されて、地上に降りてきたものの、地上でもやはり暴れて、ここでも皆に迷惑をかけていた、困ったチャンということになっています。 しかしこの、『素戔嗚尊すさのおのみこと』は本当は『神名』ではなかった。   ・    ・  驚き えっ? 今なんと? お酒飲んで酔っ払ってます?? そんなバカな! あれだけ有名なのに! って思うでしょう? 彼は、ヤマタノオロチを退治したはずでは? と。 でも、よくよく分析してみると、ヤマタノオロチ伝説に出てくる『素戔嗚尊すさのおのみこと』って弱そうなんですよ。 天界や、地上に追放された直後は、あれだけ大暴れした、力持ちの『ジャイアン』のはずなのに、ヤマタノオロチ伝説のときには、放浪の旅に出ていた『スネ夫』程度の小心者。バトルもない。酒飲ませて寝首をかくという……。 キャラ設定に一貫性がないので、あの物語の原型は、本当は他の人が主人公だったのでは? しかも、この説明を聞くと、素戔嗚尊すさのおのみこと』の実在説すらグラグラ揺らいでしまうと思います。   ・    ・  ここからは、『素戔嗚尊すさのおのみこと』は本当は『神名』ではなかった の解説ですが、まずこの話を理解する前に確認事項が一つ。 『日本神話』の中では、『対になる言葉』がいくつも出てきます。 まずはここがポイントです。 【対になる言葉の例】

 ・ イザナギ  イザナミ  ・ 天  国あめ  くに  ・ 彦  姫

そして今回、対となるのが 『天照大神  素戔嗚尊』 天照大神が太陽神として、『生命の源』を象徴するのに対して、素戔嗚尊は、何を象徴してるか分かりますか? 『破壊』です。 素戔嗚尊は、神話の中で『乱暴者』として描かれてますが、自然の中での『乱暴者』とは自然災害。 その中でも、地震や火山噴火はパワーが桁違い。それは〝神様が荒れ狂い、大声で怒鳴りながら、地を揺るがす〟と例えられてもおかしくないくらい。 ココでもう一度、〝スサノオノミコト〟の漢字をよく見てみてください。

  素……モトを   戔……壊す   嗚……爆音の   尊……しでかした息子

あれ? 火山噴火🌋!!   ・    ・  そもそも〝素戔嗚〟この字って、どこをどう転んでも、「スサノオ」とは読めないのです。そこに、火山噴火を連想する字が使われているのは、偶然?   ・    ・ 
  。 『素戔嗚尊すさのおのみこと』は本当は『雲仙普賢岳の噴火』を表す。

スサノオとは、雲仙普賢岳の噴火🌋によって、空に噴煙が上がった。 やがて風の向きで、猫の尻尾🐈のように、クイッと噴煙がなびいた。 その状態のことを 『凄まじい尾』 → 『凄の尾すさ お』🌋

火山の爆発と前後して、周辺ではその当時、地震もあった。 ただならぬ様子から平常心を失った人々は口々に『天から 暴れ神 が降りてきたのではないか?』と恐れ合った。 その話が土地代々語り継がれ、あとから地方民話の一つとして『古事記』に拾い上げられた。 天照大神の弟という設定は、今までよく出てきた『彦  姫』のように、ポジティブとネガティブを対にしている表現。 天照大神が太陽神として、『生命の源』を象徴するのに対して、素戔嗚尊は、その太陽を噴煙で隠す『乱暴者の破壊者』。 天照大神の弟という設定が、ちょうど、対になっているのです。   ・    ・  乱暴者が地上で暴れて……とは、火山噴火の前後の群発地震のこと。 地震については今でこそ、地下のプレートスリップによるものと皆が知ってますが、昭和の中頃までは、『大ナマズ』が地下で暴れて地震が起こると信じられていました。 ほかにも迷信はたくさんあって、雷が鳴ったら、おへそをとられるとか、嘘をついたら舌を抜かれるとか、投げた下駄がひっくり返れば翌日は雨になるとか…… わりと最近まで、こんな感じだったのですよ。 ですから、昔の人が本気で『自然災害』のことを『素戔嗚尊すさのおのみこと』が暴れたものと信じたとしても、不思議ではありません。

。 古事記の神話時代はいつの出来事だったのか?

それでは、古事記の神話時代、『素戔嗚尊すさのおのみこと』のエピソードはいつの時代のことなのか? それは、阿蘇山や雲仙普賢岳の大噴火の歴史を調べるとわかります。 一番可能性が高いのは、西暦200年頃(弥生時代の末期) 阿蘇山や雲仙普賢岳は古代から多くの噴火を繰り返しています。 そのうちのいくつかは、相当デカい。 一番の大きさは、縄文前期(約5300年前)の鬼界アカホヤ噴火🌋でしたが、こちらはスーパーボルケーノで、九州エリア全体を全滅させるほどの破局的大噴火だったので、さすがにこれは違う。 そして、西暦200年頃(弥生時代の末期)にも大きな噴火🌋があったとされています。 大規模な噴火後は周辺地域の火山灰の蓄積&日光を遮り冷夏となる影響で、作物が不作になります。 もう一度、今回のカタカムナの解説を見てみましょう。 この句は、噴火のほんの数年後の『神話時代』のことを描写しているのでしょう。  🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第47首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

神が今回、おっしゃった言葉は… 今回は数年ぶりに大豊作となった。 土地の人たちは、豊作に感謝し、神を大切に祀ってくれた 『神』は、人々に『まばゆい光』をもたらす 竹(数十年に一度しか花が咲かない)が花を咲かせるように 今回、神の奇跡によって、数十年に一度の奇跡が起きた。 それというのも…… 火山から凄まじい尾となる噴煙が上がって、このあたりの土地が火山灰に覆われ、しばらくの間、村の人たちの蔵や棚から食料は消えてしまっていた。 田んぼも(火山灰の影響で)芽が出ない。作物が育たない。 だから細々と、壱岐島(長崎沖の離島)近海で、魚のサヨリを捕って暮らしていた。 今回は、数年ぶりの豊作。皆の喜び方が爆発していた。 狂喜乱舞のドンチャン騒ぎは、見ていて大変よいものだ。

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。 『日本神話』で語られているエピソード

➹【素戔嗚尊/須佐之男命】 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
イザナギ&イザナミの子であり、天照大神の弟。 ただし、高天原内では暴れん坊のバカ息子扱いで、地上に追放される。 地上でも荒れ狂う。 天照大神はこれに怒って、天の岩戸に引きこもる。 素戔嗚尊、傷心旅行中に、出雲に寄ったところ、ヤマタノオロチとエンカウント! しかし、真正面作戦はとらず、酒を飲ませて『ラリホーねむらせる作戦』で勝利! 勝利アイテムとして、『草薙の剣』をゲット!
➹【天の岩戸閉め】 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
天照大神は、日本神話において太陽の女神と呼ばれている。 ある時、彼女は暴れん坊の弟のせいで、引きこもりとなり、天岩戸と呼ばれる洞窟に隠れ、岩で閉じてしまった。 世界は暗闇に包まれた。 この引きこもり事件は「天の岩戸閉め」と呼ばれ、今なお日本中でその迷惑行為が語り継がれている。
➹【天の岩戸開き】 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
引きこもりの天照大神を更正させようと、様々な策が練られた。  ・ 呼びかけはどうか? ……失敗。  ・ 強引に引き出すのは? ……無理。  ・ このまま待ち続けるのは? ……いつまで? 周りの神々は様々な方法で天照大神を誘い出そうとしたが失敗。 最終的に、洞窟の前で祭りを行い、アメノウズメ女神が唄や舞踏を奉納した。 天照大神は洞窟の中からチラリ覗き見て、やがて洞窟から連れ出せた。 おびき出し作戦成功! 太陽が天に戻り、世の中が再び輝き出した。

。 素戔嗚尊すさのおのみことが噴火の証拠は【天の岩戸開き】伝説にも通じる

素戔嗚尊すさのおのみこと』が火山噴火を表す説の証拠は、【天の岩戸開き】伝説にも通じる。 『素戔嗚尊すさのおのみこと』は、天照大神の弟という扱い。 高天原で暴れる厄介者で、地上に追い出されてしまった。 しかし、地上でも彼は暴れ回って、野山を荒廃させて、相変わらずの困ったちゃん。 天照大神は怒って、天岩戸に隠れてしまった。 その結果、天照大神の分身的存在である『稚日女尊ワカヒルメ』が死んでしまった。 覚えておいてください。天照大神が隠れたのは、『素戔嗚尊すさのおのみこと』が原因だったと。   ・    ・  このエピソードは、いったい何を暗示するのか? それは……。 火山噴火により、轟音とともに『凄まじい尾』が空になびき、空が黒く覆われた。 周辺地域の作物は、火山灰をかぶり、全滅。 天照大神の分身的存在である『稚日女尊ワカヒルメ』もまた死んでしまった。 『若い昼の芽ワカヒルメ』…… この表記から、その大噴火は、新緑の季節に起こったことが分かる。 その後、天照大神は天岩戸あまのいわとと呼ばれる洞窟に隠れ、太陽の光は閉ざされ、世界は暗闇に包まれたとされている。 有名な、天岩戸あまのいわと閉めのエピソード。 これは〝昼間なのに夜のように暗い空〟のことを表し、火山灰に覆われた不吉な空のことを指す。 太陽が現れない。昼間なのに暗い。 一日中、太陽が現れない暗い空は、当時の人々にとっては、この上ない恐怖! もうこの世の終わりではないか??   ・    ・  当然人々は、恐れおののき、『祈祷師』も毎日祈り続けた。 しかし、空は明るくならない。何日経っても太陽が現れない。 土地の人々は、この世の終わりだと思って、死を覚悟した。 そして、「どーせ死ぬなら、最後はドンチャカ楽しいことをやって、明るくおさらばしようぜ!」と祭りごとをやった。 『祈祷師』は相変わらず毎日祈り続けたが、その横ではドンチャン騒ぎが始まった。 祈祷台を囲むように神楽を踊ったり、歌を唄ったり、人類はもう終わりなので、せめて神様には楽しんでもらいたいと、全員集合で祭りごとをやった。 それが『効く』とは誰も思ってなかった。やりたいからやった。 「どーせ死ぬなら、最後はドンチャカ楽しいことをやって、バイバイだ!」と。 有名な「天の岩戸開き」の伝説は、アメノウズメの活躍によるもの。 神話の中では、彼女が岩戸の前で神楽を踊ったり、歌を唄ったり、ドンチャカ騒ぎをしているところ、「チラッ」と姿を見せた天照大神をヒッ捕らえて現行犯逮捕したことになってるが…… 今までの『カタカムナ』の解読で示したとおり、アメノウズメは『天の雨詰め』。 日照りの時の、雨乞いの神様。 つまり、一連のエピソードはこう。

 ・ 新緑の季節のころに、火山が大噴火🌋を起こした  ・ 凄まじい尾が目撃され、人々は恐怖した  ・ その後、空が暗くなった  ・ 毎日が夜。作付けした若い芽は全滅  ・ 人々は恐怖に恐れおののく  ・ 祈祷師、必死の祈りも効かず  ・ 7月の時期に榊を飾って、本格的な祈祷  ・ 夜通しドンチャカ騒ぎ! 皆の者全員集合!  ・ 季節は台風シーズンに。台風の強風が、黒い空を吹き飛ばした。  ・ だから、アメノウズメがドンチャカ騒ぎで活躍したことになった

『古文書』の記述は、正しいと思ってはいけない のです。 むしろ、事実が歪曲されて描かれているのではないか? と推理し、一つのヒントを突破口に、謎を解き明かすことで、今までとは違った世界が見えてくる。

。 カタカムナを通して解けた『古事記』の神名かむな解説

 🔐『第47句』に登場の【神名かむな】 …… 本当の名 は?


✼ 天照大神(アマテラスオオミカミ)…… 天照大神あまてらすおおみかみ ✼ 素戔嗚尊(スサノオノミコト)…… 凄の尾すさのお ✼ 田霧姫(タギリヒメ)…… 田切り姫たぎりひめ ✼ 市杵嶋姫(イチキシマヒメ)…… 斎き縞姫いちきしまひめ ✼ 狭依毘売(サヨリヒメ)…… 針魚姫さよりひめ

『古事記』の該当部分の訳は……『古事記』上巻 天の岩戸隠れ NEXT『カタカムナ』 全80首の意味−第48句の解説




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